大船De卓球クラブ

「鎌倉」と「湘南」と「横浜」が重なる街『大船』を拠点に楽しくをモットーに活動する卓球サークルです。いずれの地域でも中心部からは遠い方,卓球を楽しみたいという方からの応募を待っています。

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【卓球の練習】"参加人数"と"卓球台の数"に応じた上手なまわし方

 卓球の練習をグループですると,卓球台の台数と参加人数の兼ね合いで,うまく総当たりで組み合わせやまわし方を考えるのに困ることがあります。その結果,練習が混乱したり,進行が一時的に止まったりすることもあります。

 実際これまでこういったことを何度か経験してきましたが,同時に対処の方法も分かってきましたので,今回は便利で合理的な『参加人数と卓球台数に応じた卓球の練習のまわし方』について備忘録的にまとめてみました。

 

参加人数と卓球台数に応じた練習の運用方法

まずは人数が少なくて考えやすい,4人参加のケースを考えてみます。

卓球台2台×4人の場合(総当たり6試合)

 まず,下図のように卓球台を2台(台A,台B)を使って,4人(プレイヤー:1~4)で総当たりでターン(順番)を変えて練習するケースを考えてみます。

 この場合,1ターン目は,プレーヤー1,4と2、3がそれぞれペアになっています。これを,ターンが変わることに反時計回りにまわしていきます。

すると下図のように,3ターン目には1ターン目と同じ人と練習することになってしまいます。

卓球台2台×4人のケース:単純に回していった場合

 人数が少ないので,同じ人と当たらないように適宜調整して回すことは容易ですが,機械的に総当たりとするには以下のようにします。

 

 まずある1人のプレイヤーの台を固定します(ここではプレイヤー1を台Bに固定)。あとは,普通に反時計回り(時計まわりでも)で回していけば総当たりとなります。

卓球台2台×4人のケース:プレイヤー1の台を固定することで総当たりになる

この場合,3ターン回すことで,各人が全員と総当たりで対戦(2台×3ターンで計6試合)することができます。ちなみに,この例ではプレイヤー1は台Bに固定ですが,各ターンで台Bの上下どちらのコートでも入れ替え可能です。

卓球台2台×5人の場合(総当たり10試合)

 この場合,1人余るので常に1回休みとなるプレイヤーが出ることになります。

この場合,プレイ後に1回休みとなる台(台B)と位置を決めておいて,その位置でプレイしたら1回休み,休んでいた人がその台の反対側に入れば良いです。あとは,反時計回り(時計まわりでも)で回していけば総当たりとなります。

卓球台2台×5人のケース:1回休みとなる台と位置を決めておくことで総当たりになる

この場合,5ターン回すことで,各人が全員と総当たりで対戦(2台×5ターンで計10試合)することができます。

 

卓球台3台×6人の場合(総当たり15試合)

 この場合は,まずある1人のプレイヤーの台を固定します(ここではプレイヤー1を台Cに固定)。

あとは,普通に反時計回り(時計まわりでも)で回していけば総当たりとなります。

ちなみに,この例ではプレイヤー1は台Cに固定ですが,各ターンで上下どちらのコートでも入れ替え可能です。

卓球台3台×6人のケース:プレイヤー1の台を固定することで総当たりになる

この場合,5ターン回すことで各人が全員と総当たりで対戦(3台×5ターンで計15試合)することができます。

卓球台3台×7人の場合(総当たり21試合)

 この場合,1人余るので常に1回休みとなるプレイヤーが出ることになります。

この場合,プレイ後に1回休みとなる台(台C)と位置を決めておいて,その位置でプレイしたら1回休み,休んでいた人がその台の反対側に入れば良いです。あとは,反時計回り(時計まわりでも)で回していけば総当たりとなります。

卓球台3台×7人のケース:1回休みとなる台と位置を決めておくことで総当たりになる

 この場合,7ターン回すことで,各人が全員と総当たりで対戦(3台×7ターンで計21試合)することができます。

人数増えても2パターンで対応できます

 ここまで見てきて気付いた方もいると思いますが,対応方法は2パターンしかなく,台数と人数が変わってもやることは同じです。

 つまり,『参加人数=卓球台数×2』のときは(Ex.卓球台5台×10人の場合),1人のプレイヤーの台を固定して回していけば良いです。

一方,参加人数=卓球台数×2+1』のときは(Ex.卓球台5台×11人の場合),1回休みとなる台と位置を決めておいて,そこに休んだ人が入るようにすれば良いです。

これらは,さらに台数と人数が増えてもやることは同じです。

 

あとは,台数と人数に合わせて,1ターン当たりの時間と練習内容を決めれば良いと思います。

 

イレギュラーなケース

 ここまで,一番起こり得るケースとして,『①参加人数=卓球台数×2』と,『②参加人数=卓球台数×2+1』の場合を考えてきました。

 しかし,当然のこのケースに当てはまらない人数バランスのときもあります。

例えば,『参加人数=卓球台数×2+2』などで,例えば卓球台数:2台に人数:6人のような場合です。これは確保できる卓球台が限られるときなど,普通に起こり得るケースです。

 この場合はこれまでのように単純に考えることが難しいです。(考えが足りないのかもしれませんが。。)

 

例えば,確保できた卓球台が2台で6人参加の場合。

6人を総当たりにしようとすると,先の例にありましたたように15試合実施する必要があります。試合数は奇数なのに,卓球台は2台なのでどうやってもキレイに収まりません

 また卓球台が3台で8人参加の場合も同様です。総当たりで28試合実施する必要がありますが,台数3で割り切れません。多少妥協してでも,余った2人を2回連続休ませないように無駄なく総当たりにする特別な容易方法は組み合わせは見つかりませんでした。

なので,このようなイレギュラーなケースは人数過多ということなので,プレイヤーの疲れの状況など観ながらなるべく総当たりになるように適宜運用していくことになると思われます。

まとめ

 今回は,卓球練習の運用に役立つ,参加人数と卓球台数に応じたおすすめのまわし方

について記事にしてみました。多くのケースに対応できる運用方法なので,是非卓球の練習に取り入れて貰えれば幸いです。